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元は俳優だったらしいマイケル・クローマーは、ある日、自作の鞄を作って女優に贈ったところ好評だったことから、早速自分のファッション・ブランドを設立。この自信と行動力のおかげで、「MICHAEL CROMER MUNICH」＝MCMはドイツ・ミュンヘンを代表するブランドの一つに伸し上がりました。日本での知名度はほとんどありませんが、あちらでは既にプレステージです。
こちらは1989年に発売されたレディス・フレグランスです。名前やボトルからはあまりイメージできないような、かなり上品なフルーティー・フローラルの香調をベースにしており、クラシカルな佇まいのレディ・スタイルを演出するのにもってこいの一品と言えるのではないでしょうか。ベルガモット、マンダリン、ピーチ、カシス、ガルバナム、バイオレットなどがマイルドで明るいフルーツ香を沸き立たせるトップから、ローズ、ジャスミン、リリー・オブ・ザ・ヴァレイ、オリス、ヒヤシンス、シクラメンなどが清楚で繊細な花々のブーケを織り成すミドルへ。ラストはサンダルウッド、アンバー、ムスク、ベチバー、オークモスなどがグラマラスでラグジュアリーなセンシュアル・スウィートを奏で、ゴージャスな情感と肉感的な魅力をリッチに湛えてくれそうです。
とてもクラシカルで普遍的な甘さの引き立った香りだと思います。イブニング以降の大人なパーティー・シーンにベスト・マッチするアイテムでしょう。ドレッシーなウェアに合わせて、華々しい貴女のフェミニティーをさらに鮮やかにアピールしてみてくださいませ。ボトルは大きめのキャップがとても可愛らしいのです。日本では大変レアな一品です。
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