ワイルド・ライムやベルガモットなどが、シャープでエナジャイジングなシトラス・ノートをスパークさせるトップから、マドラス・カルダモンやホワイト・ペッパーなどが、ビターでドライな大人のスパイシーを香り立たせるミドルへ。ラストはホワイト・ムスクなどが、全体のゼスティーな佇まいをほっと落ち着かせるような柔らかいスウィートを立ち昇らせ、冬だからこそ感じるウォームなありがたさを浮き彫りにさせてくれそうです。調香は数多くの人気ブランドのフレグランス・ラインも手掛けている、天下の「YSL BEAUTE」。冬用のアイテムというよりは、冬を表現したアイテムです。選び抜かれたマテリアルで、まさにイヴェールの佇まいをはっきりと醸し出しており、そこが素晴らしいと思います。

シシリアン・ベルガモットなどが、清々しく快活なシトラス・ノートをスパークさせるトップから、ロイヤル・ブラックベリーやロセア・リリー・オブ・ザ・ヴァレイなどが、透明感のあるサワー・スウィートを沸き立たせるミドルへ。ラストはフルーティー・ムスクが、ほんのりとしたスウィートでフェミニンなセンシュアリティーを浮かび上がらせてくれそうです。調香のプロデュースは、自社アイテム以外にはフェンディ、ブシェロン、アレキサンダー・マックイーンの香水などを手掛けている、天下の「YSL BEAUTE」。かなりベリーの甘酸っぱさが引き立っており、思わず散歩に行きたくなるような、とても爽やかでハッピーな雰囲気の香りだと思います。

イタリアン・シトロンなどが、マイルドで主張しすぎないシトラス香を広げるトップから、カサブランカ・リリーやヘリオトロープなどが、淑やかで趣きのあるクリアなフローラルを浮かび上がらせるミドルへ。ラストはホワイト・サンダルウッドなどの温もりある樹の香りのスウィートがふんわりと漂い、考え深いような表情の、大人の色香をほんのりと演出してくれそうです。

レモンやバーベナなどが、スッキリとあか抜けたシトラス・ノートを香り立たせるトップから、クローバー・リーフやクローバー・フラワーなどが、ピュアでセンシティブなグリーン・フローラルを沸き立たせるミドルへ。ラストはバーネットやほんのりとしたウッドの香りが温もりある佇まいで身体を包み込み、安らぎのアロマティックな魅力をアピールしてくれそうです。ちなみにラストのバーネットとは、和名「吾木香（ワレモコウ）」というバラ科の花で、古くから薬効があることで知られております。花言葉は本作のイメージに良く見合うような「日々の移ろい」、「変化」。非常にフレッシュで、どこかしら愛嬌のある香りとでも言えるでしょうか。